啓発活動

生物多様性条約は1993年に成立しましたが、その認知度は同時期に成立した気候変動枠組条約に比べて低いと言わざるを得ません。特に学術研究に関係する研究者は、遺伝資源は世界の共有財産という考え方が続いていたため、特定の国の所有物との認識はないと考えられます。このような共有という認識を改めていくことは重要な取り組みと考えます。ABS学術対策チームの活動として、生物多様性条約の精神を普及する活動を行います。特に、学術活動を行っている学会等の組織と協力して普及していきます。
1.出前・移動講座の開催、学会等での展示と普及
各大学・研究機関等の要請に基づいて個別に講座を開催し、生物多様性条約、特に「アクセスと利益配分」問題を解説し、研究者の疑問に答えていきます。同時にその場で研究者の悩みを聞くことも可能とします。
また、遺伝資源を用いる研究と関連性のある学会等でのポスター展示を行い、学会参加の研究者に普及することも行います。さらに、関連学会等と協力して、生物多様性条約、特に「アクセスと利益配分」に関する学会独自のあり方をまとめ、学会として自主活動を行えるようにします。

2.生物多様性条約関連の学術シンポジウムの開催
国内の遺伝資源利用研究を行っている研究者や国際的な取り組みを行っている研究者を集め、それぞれの研究の実施方法と遺伝資源の関係について発表することを実行します。
3.広報冊子の作成と普及
ABS学術対策チームの活動紹介をはじめ、名古屋議定書や海外からの遺伝資源の取扱い等を広く知っていただくための冊子(チラシ、リーフレット、パンフレット等)を各種発行します。
広報冊子